2008/05/25

遊楽部岳

メンバー:ゆきちゃん

天気予報は雨勝手でしたが、遊楽部岳を目指して早朝から出発です。
遊楽部岳は麓にブナ林を携え、顕著な尾根をはるばると超えた先にある山。
標高こそ低いものの、その道のりが楽しみな山ですね。

先行しているのは1パーティー8名。ま、天気も天気だし、そんなもんかな?

登山口から少し行くと簡単な渡渉が有り、すぐにブナ林に突入。
期待通り、新緑の清々しい林の中を歩きます。


2時間ほどして915mのピークに達すると、突然展望が開けます。
見上げれば、尾根道が連なって遊楽部岳へ伸びていきます。山頂よ、待ってろよ!(`0´)ノ

が、気勢を上げる私を尻目に小雨がパラツキはじめた為、冷静に雨具を装着。
新品の雨具を買ったばかりのゆきちゃん、雨なのに何やら嬉しそうです。わかるよ、その気持ち!

915mピークを出発して間もなく、引き返してきた高校ワンゲル御一行とすれ違います。
「ガスかかってきたし、雨なので引き返えしま~す。」との事。
それも一つの判断。

ここからはアップダウンの繰り返し。
キツイ急登でくじけそうになった後には、穏やかな下り。全般的にツンデレ登山道な遊楽部岳への道のり。(ゆきちゃん評)

臼別岳まで到達したら、遊楽部岳はすぐ目の前に姿を現します。ここはさっきのワンゲル艦隊が折り返したピークですが、本降りになる気配も無く、時おり小雨がぱらつく程度の為、不沈艦隊の我々は山頂へのアタック続行。

臼別岳~遊楽部岳の間は雪渓が多く、ところどころ沢合いまで続く為、滑落には充分な注意が必要。
慎重に歩を進め、最高標高の白水岳分岐を超えたら、間もなく遊楽部岳山頂。
約5時間近くの道のりを、無事に踏破して山頂に到着。やや広くなっている山頂では、ロング休憩。
山頂付近はガスがかかり、展望は残念な感じでしたが、雨じゃないから良しとします。( ̄∧ ̄)
早速昼ごはんとコーヒーで元気を補充。
私の沸かしたコーヒーは、苦いし豆がカップに残るしで、まだまだ改善が必要。「岳」の三歩さんが淹れるような、美味しいコーヒーを作りたいなぁ。

早めに到着したので、山頂でのんびりしてから下山開始。
915mピークまでは、行きと同様にアップ・ダウンの繰り返し。
時々振り返り、遊楽部岳へ続く尾根を眺めながら進みます。


帰り道のブナ林は、うっすらと靄がかかって幻想的な風景を呈してくれました。
晴れの時とはまた違う、しっとりとした森を見ていると、木の陰からコロポックルでもひょっこり出てきそう。
晴れた日も良いけど、曇り日和もまた良いものでした。


行動時間9時間超の体を癒してくれる、帰路の温泉は臼別温泉「湯とぴあ」。
無人温泉で、清掃協力金として100円を募金して入浴する秘境の温泉。
男湯・女湯と一応分かれてはいますが、間仕切りが低いので、強烈に精神力が試されます。(-"-)
誘惑に勝てたかどうかは、私だけの秘密です。( ̄≠ ̄)

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