2008/07/27

パンケメクンナイ川

メンバー:E野さん、FUJIさん、マイケルさん、代表、イッシーさん

山岳会に入る前から、そういうルートがあるんだなぁ~ぐらいは知っていた、「パンケメクンナイ川」の遡行。
いつか行きたいと思っていましたが、いきなり実現とはね!(゚ー゚;)

新見峠の駐車場で前泊し、お約束の小宴会は欠かせません。。。

入渓地点までのアプローチをやや迷い、予定より30分遅れて6時半に入渓。いつもながら、第一歩は緊張しますね!


この沢の核心との名高い、7つの砂防ダムを超え、いよいよ遡行本番です。
それにしても、こんなところによく作ったなぁ~と思う数々の砂防ダム。
ピラミッド並に凄いよね。('ε')

それはさておき、適度に出てくる滝は、どれも適度に登攀の楽しみを与えてくれる立派で楽しい滝ばかり。
しかも、直登困難な滝がほとんど無いとなれば、これはなんと楽しい沢登りでしょうか!!
俄然テンションがあがる私。

それに、どこも水が澄んでいて綺麗なんです。景色が。
こんな良い景色の場所に、無粋な私が居てもいいんでしょうか?
いやぁ、癒されます。さすがニセコの沢。やっぱニセコはいいとこだなぁ~~~。(*^-^)





「確保が欲しいよぉ~」などと泣きを入れるような、登攀の難しい滝はほとんど無い、パンケメクンナイ川。
しかし、その中でも、高巻きを強要された3段の滝の二段目。
左の草つき、泥つきの壁を登るのですが、これが唯一のシビアな登攀でした。 頼りないプロテクションに、効かないハーケン。
そもそも、「ヒデ、ここリードする?たいしたこと無いから大丈夫。」なんて聞くE野さん・・・(/_<。)
たいしたこと無い・・・に反応し、「はい。頑張ります。」なんて言っちゃう俺も俺だけどね。ヾ(▼ヘ▼;)
泥つきの壁のオンサイトは緊張しました。 落ちる気はしませんでしたが、落ちたら止まるのかなぁ・・・という恐怖グレードが高かったっす。
マイケルさん、確保有難う!(‥、)
滝に打たれてるのは、普段の邪心を清めてる私。。。
ともあれ、最後のF12、「天上飛龍の滝」を右から高巻けば、ほぼ終了。
(ちなみに、この高巻きもなかなか緊張・・・(^_^;) E野さん、FIX有難う!)

Tipsとしては、早めに高巻きを終えて沢に降りれば、ちょっとしたミニ滝の登攀が楽しめます。お勧め!

その後は平坦な流れの中をのんびりと遡上すれば、メクンナイ湿原に。
夏道では何度も来たこの湿原も、遡上して到達した時にはなんとも言えない良い気分になりました(⌒-⌒)

ほとんど藪漕ぎもなく、綺麗な景色と楽しい滝登攀に終始する、本当に素晴らしい沢登りでした。
砂防ダムがなぁ~と皆思うようですが、ま、それはそれ。
晴れているならば、もっと綺麗な景色に出会えそうな気がします。
ニセコの新しい魅力に触れちゃったなぁ~。。。

反省点は、何度か足を置いた石が動いて転びかけた事。
転倒しない歩行は登山の基礎。まだまだ修行が足りません。

新見峠の登山口に到着したのは、17時。皆さん、お疲れ様でした。。。

今シーズン、まだ沢へ行くと思います。頑張るぞ!(`0´)ノ


2008/07/20

夏の有珠ボルダー

メンバー:マミー、ヘナート、ナオコ、キース、ガクマー

真夏の有珠ボルダー。
メンバーは、NACクラブの精鋭と私。
外人が多いのは、やはりニセコならではですねぇ~。。。

チャランケ岩で軽く遊んだ後、海岸エリアでマントル課題に挑戦。
猛暑の中、皆で打ち込むも、メンバー後ろ半分は暑さでダウン。
ナオコさんに至っては、浜辺で新聞を読み始めるおっさんぶり・・・(x_x;)





私はなかなか離陸ができず、離陸後のムーブから研究。
一旦つなげるも、やはり離陸ができず、過重量解消が今後の課題か?

地球の裏側から来た、天才クライマーのヘナートは、マントル後に思わぬ苦戦。

はいずり系が苦手のようで・・・今後の課題だね!

流血が痛々しく、今日の猛打賞はヘナートで決まり。



マミーは、一手一手つなげていく。二日酔いでスロースタートだったが、徐々に加熱していき、最後は火山のように大噴火。
今日のMVPは、誰が何と言ってもマミーなのでした。

写真はいい歳した私も上裸で登ってますが、日焼けがシャツに擦れて、とてもじゃないけど着てらんない!
有珠の海岸には、そんな私の雄叫びが響き渡っておりました。

それにしても、マジで日焼けした。仕事に響く・・・(´;ェ;`)

夕方には、満ち潮に追い立てられるように終了。

必勝と思って挑んだ課題を二つも残し、心残りな有珠ボルダーなのでありました。。

2008/07/08

原始ヶ原

メンバー:アッキー
サミット関連により、本業にやる気が出ない支障が出るため、会社はお休み。
バビシェの平日隊長こと、アッキーを誘い「北の国から」の故郷、富良野は原始ヶ原へ、ぶらり旅。

ニセコ方面から富良野は移動時間が厳しいため、アッキーには申し訳ないけど前日泊としてもらいました。
ここは登山口に無人の小屋があり、市役所に事前に申請すれば鍵を借してくれます。 中は随分と広くて立派。
良いところなのに、こんなおっさんと同宿ですまないねぇ。。。(人-)
個人的には、富良野の満点の星空を期待していましたが、例によって曇り空で何も見えず残念(x_x;)
昼間は晴れ男ですが、夜間は雲男か?


翌朝は、なかなかの晴天。心配していた雨は無さそうです。
予定通りの時刻に、登山口を出発。目指すは滝巡りコースです。
















大小様々な滝があり、その表情もまた様々。
途中、丸太橋の渡渉あり、梯子や鎖場もあり、なかなかバリエーションに富んだ登山道でもありました。
それに、滝のマイナスオーライオンを浴び、精神的にリフレッシュ!
滝はなかなか良いですねぇ・・・



滝巡りが終わると、一気に開けた原始ヶ原へ出ます。
このウッソリとした感じが、何とも言えず良い雰囲気。
しかし、湿原と湿原をつないでいる藪は、すでに身長以上に成長しきっており、進行方向を見失わないように難儀しました・・・
ここでは、テープよりもコンパスを重視して!



たくさんの藪と湿原を越え、ついに到着した五反沼。
正直言って、この沼自体にはそれほど心打たれませんでしたが、ここへ至る湿原の幻想的な風景は、一見の価値ありです。
途中、遠目に鹿がこちらを見ていたりして、大自然に抱かれている気持ちになりました。
湿原を眺めつつ飲むコーヒーの旨い事。三歩さんの山コーヒーに少しは近づけた心地です。




帰りは富良野岳への登山道を辿って下山。
たまにはこういうトレッキングに徹するのも、新鮮で良いなぁと思いました。
もともとマイナー(?)ルートのうえ、平日なので誰にも会わず、平穏に過ごす事ができました。(^^)v
アッキーも、長時間行動お疲れ様!




2008/07/06

漁岳 本流

バビシェの沢入門PartⅡが、漁岳本流で行われました。
この日は前回の黒松内での沢入門に都合がつかなかった、2名の新人が入門しました。
私はと言うと・・・フリーで赤岩に遊びに行く予定が、サミット関連のあれやこれでメンバーが都合つかず、我がまま言って沢へ参加させてもらった次第。。。
みんな有難う!(/_<。) 漁岳は札幌近郊の山で、沢入門としてはメジャーな沢のようです。



この日は特に通過困難な場所も無く、こないだの黒松内の時より滝の数が少なかったため、今ひとつ楽しさには欠けるものの、沢に特有の危険はもちろん一緒。油断は禁物です。
今回初沢の新人二人は楽しかった様子。 天気も良くて、良かったね!(⌒^⌒)

沢が枯れると、またも山頂までの藪漕ぎ区間。しかし、さすがメジャーな沢だけあり、山頂までのヤブには踏み跡がしっかりとつけられておりました。
藪漕ぎ改め、ヤブくぐり(^_^;)
山頂でしばしの休みを取った後、ガスに巻かれた山頂を後にします。

下りの沢は、想像通りなかなか厳しい!
ただでさえ転倒の恐怖がつきまとうというのに、クライムダウンと来たもんだ(w_-;






林道との出会いに辿り着いた時には、正直ホッとしました。。。
最後は、まったりと世間話をしながらの林道下り。

札幌近郊で手軽な沢ではありましたが、面白さはこないだの黒松内ブナ滝ノ沢に一歩譲る感じです。

沢へ二度連れて来てもらい感じた事は、沢の遡行そのものは楽しいのですが、最後の藪漕ぎはいただけませんねぇ。。。( ̄‥ ̄)
藪に突入する前に、運動靴に履き替えた方が行動しやすいかな?
なんにしろ、今後もまだまだ創意工夫が必要な、沢山行でした