2008/11/09

登山研究集会に初参加

第37回「北海道登山研究集会」なる行事に参加してきました。
「北海道勤労者山岳連盟」という山岳連盟が主催する集会で、私の所属する「バビシェ・マウンテン・クラブ」はここに加盟しているんです。

集会は4つの分科会から構成されていて、どれか一つは参加するようにバビシェ代表からの大号令。
会にはいろいろとお世話になっている身なので、遠くニセコより出張ってみました。

出席する分科会は、一番人気が無さそうな第1分科会、「山岳会の今を考える」。
サブタイトルに、「会員の高齢化と消えた若者の実像を追う。」とあり、重そうな内容です。。。

内容は、半分はパネリストの報告、もう半分は出席者を交えての座談会。
これがもう、脱線することはなはだしい。思い出話や自慢話、パネリストに至ってはオバマ政権に批判が飛んじゃうくらいの脱線ぷり。

で、会のタイトルが「山岳会の・・・」だから、山岳会の若者を増やすには?を考えるのかと思ったら、山岳会にこだわらず、山に来てほしいのだ!という、一般論的な話に。
「山には若者多いですよ。羊蹄山とか。別に山岳会がどうこうしなくても・・・。」って意見を出したら、「いやいや、もっと難しくてすばらしい山に来てほしい。そのためには山岳会に・・・」って、おいおい。。。(-"-;A ...
結局は山岳会に入ってほしいのね。

ちょいちょいと発言しましたが、まぁとにかく、発言したら大概は反論される集会でした。
おいらのは単なる意見なのだから、反論するんじゃなく、そういう意見もあるのだなぁくらいにしといてくれりゃぁいいのにさ。

そんで、都合5時間も話し合って何一つ決まらず。
「ここで話し合った事を各会に持ち帰り、話し合ってくださいね。」ときたもんだ。(゚ロ゚;)!?
てっきり、「連盟としては~~と決めたので、後日各会へ伝達して・・・」との流れになると思ったのに、なんだこりゃ~って感じ。(ノ_-;)

「各会で話し合う」って、これに出席してない会はど~すんだ。

大体、登山文化を伝えるなんて使命感に燃えてるみたいだけど、後から振り返ったら文化になってるんであって、一部の山関係の偉い人があーだこーだ言ったって、どうにもならないよ。
伝わる必要のある文化は勝手に続いていくし、必要の無い文化は淘汰される。それが文化ってもんでしょうよ。

登山の良さ、楽しさを若者に伝えたいなら、草の根活動を連盟の主導で各会が展開しなきゃいけないんじゃないのかなぁと思う。
若手登山家の減少を、ニートやら就職難やら、果ては自然と触れ合う機会が減ったからだのと、訳知り顔で語ってるようじゃ、100万年話し合っても解決しないね。

残念ながら、この分科会に出席した事で、山岳会(の元締め?)の現状がかえって良くわかりました。
そして組織登山を続ける事に対して不安を感じ、いつまで組織に留まっていられるかなぁって、帰りの電車で随分と悩んじゃいました。結論は内緒。

なんか気分が悪くなったので、最後の全体集会はパス。
せっかくの秀岳荘セールも、あまり真剣に物色する気分にはなれなかったです。

山にいる山岳会系のベテラン登山家は、皆特徴的で一緒に話をすると楽しくて、大好きな人が多いのになぁ・・・

唯一、小樽労山の御年配の方が、胸のすくまっとうな意見を発してくれた。
こういう人も、ちゃぁんと居るんだなぁと思ったのが今日の救い。ε-(;ーωーA フゥ…

全体的に愚痴っぽい文章で、すんませんでした(´;ェ;`)ウゥ・・・

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